きょうか、もしくはくげと読みます
2019年08月15日
葬儀の供花は、亡くなった方に備える花になります。きょうかもしくはくげと読み、死者の霊を鎮める目的があります。祭壇や会場に彩りを添える役割があり、清楚な色彩の花が選ばれます。思い出に残るプレゼントの意味合いも含んでいるので、寄せ書きやメッセージアルバムなども同封されることもあります。
仏式の場合は、菊や蘭が選ばれます。白い花がメインになり、単調になりすぎないように他の色も少し混ぜられます。派手になりすぎないように調整され、全体的にシンプルにまとまります。白黒や黒のリボンがかけられ、地域によって水引が置かれることもあります。
会場の周辺に花輪を置くこともあり、地域によって違いがあります。キリスト教式の場合は、ゆりやカーネーションが用いられます。舶来の花が選ばれ、匂いがする花も使用されます。名札をつけることなく自宅宛に送る習わしがあり、バスケットに入れられた花が自宅に届きます。
成果のみが使用されるので、供花として造花や花輪は飾られる事はありません。一般的なしきたりがあるものの亡くなった方の好みが優先されるため、亡くなった方の好みの花は積極的に供花として採用されます。白を基調に色とりどりの花と緑が飾られ、どのようなデザインに仕上げるか話し合いが必要になります。