社葬と耳にすると大会社などによるとても大きな葬式の印象があると考えられます。しかしながら、名前の通り会社組織が主催となって実施するというだけで、実際のところ会社組織の大小には関連性がありません。中小零細企業のみならず、個人事業主もやり方次第で行うことはできます。
社葬の定義については広い範囲に及び、広い意味から限定した意味まであります。狭い意味では、親族だけでお通夜、告別式といったものを一通り済ませて、それ以降あらためて会社という形でお葬式を実施するタイプです。
テレビ等で目にする会社の社長の葬式などがあたります。あらためていうまでもなく会社組織の大小並びに葬式のスケールの大小には関係性はありませんが、会社組織が主体になる葬式をいいます。それに対して、広い意味では、合同葬そしてお別れ会というものも内包します。
狭い意味では、親族を踏まえての葬儀後の会社組織がメインとなって行う別の葬式であるのに対しまして、広い意味では、親族及び会社との合同の葬式であるとか、オーソドックスなお葬式という枠組みを超越してのお別れ会なども、なにかしらの形で会社組織が関与しているお葬式全てを内包します。なにかしらのスタイルで会社組織が関係する葬式というキーワードが、オーソドックスな葬式と広い意味合いでの社葬の大きな相違点と言えます。