日本の家は畳に襖、障子といった古典的な和室が作られることが多く、その部屋に仏壇が設置されることも多くなっています。以前は仏間を作ることが一般的でしたが、時代の流れとともに特に仏間を取らないということも増えてきました。最近では洋室ばかりの家ということも珍しくなくなり、洋間に設置していることも多くなっています。仏壇は長く自宅に設置していくこととなりますので、長く使える良いものを選んでおきたいですが、その種類も様々なものがありますし、宗派によっても選ぶものが変わってきますので、購入前にはよく調べて間違いのないように選んでいきたいところです。
迷ったときは寺院に相談したり、お店のスタッフのアドバイスを聞いてみると良いでしょう。まず、古典的なタイプとしては金箔や金粉で装飾を行ったタイプがあり、伝統工芸品となっている産地もあります。そして同じように金箔や金粉で装飾が行われたものでも産地に予って彫刻や塗りなどの技法には違いがありますので、それぞれの違いもよく比較しておきたいところです。それから古典的なタイプでは金箔、金粉などの装飾は使われず黒檀や紫檀、ケヤキなどで作られた唐木仏壇と呼ばれるものも多くの家庭で利用されています。
材質も国産銘木、輸入銘木を使ったものなど様々なものがあり、光沢や色合いなどもそれぞれ違いがあります。そしてサイズも様々なタイプがありますので、設置したい場所のサイズに合うものを選ぶことも大事です。洋間に置くタイプでは家具調などより自然にインテリアになじむものも人気で、サイズも豊富に用意されています。