葬儀の場では、身に着けるアクセサリーにもマナーがあります。マナー違反な恰好をしていくとご遺族や他の参列者に不愉快な思いをさせてしまうこともあるので注意しましょう。時代によってマナーは変化するものですが、ここ最近では結婚指輪以外のアクセサリーは原則NGとされています。
そもそも日本はアクセサリーを着ける文化ではない和装だったので、地域や家庭によっては葬儀のアクセサリーは好まれません。近年では洋装が増えてきたことからアクセサリーもOKとされていますが、それでもなんでも着けて良いということはありません。
唯一身に着けても良いとされているのがパールのイヤリングやネックレスです。パールは別名「月の涙」と言われており、涙を表すとされています。パールのネックレスは、直径7~8mm程度の粒の大きさ、40㎝前後の長さ、1連のユニフォームタイプです。
粒が大きすぎたり、一粒だとチェーンの部分がキラキラしてしまうのでよくありません。また、2連だと「不幸が重なる」という意味になるので、一連である必要があります。色は白が基本ですが、葬儀なら黒真珠やグレーに着色されたパールでもいいでしょう。
ただし、光沢があるものはNGなのでできるだけ光沢を抑えたものを選びます。