仏壇の選び方や設置場所のおすすめは

2017年01月18日
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仏壇は仏間に安置するのが一般的ですが、最近では、仏間がない間取りの場合も多いです。その場合は、床の間に安置します。床の間は元々、仏様を祀る場所です。江戸時代中期以降、仏壇が普及することで、床の間から仏様が独立して、仏間に納まりました。床の間に香炉を置くのは、床の間に仏様を祀っていた名残だと言われています。もし、仏間も床の間もないという場合は、清浄で家族が親しみやすい場所に安置するのが良いでしょう。安置される部屋としては和室・仏間・リビングなどがあります。安置する場所の雰囲気に合ったものを選ぶことは大切なことです。

例えばマンション等で和室がない場合には、家具調のものもあります。よく耳にするのが、「北向きはいけない」などが言われますが、実は設置する方向はそれほど気にする必要はありません。その理由は、仏教そのものが方角はあまりこだわらないためです。方角に関する縁起は、仏教が成立したずっと後、中国で考えられた「易学」の影響を受けています。仏教も易学も中国から伝来したため、混同されがちですが、全く別な考え方です。重要なのは、「毎日お参りしたくなるような場所」に設置することです。

選び方のポイントは、空間の幅・奥行・高さをまず調べることから始めます。安置場所のサイズをメモしたものを店にもっていくと選ぶのもスムーズに進みます。様々な大きさや素材、デザインなど違いがあります。豊富な実物展示のあるお店で、多彩な選択肢の中から実際にその目で見て触れて、納得できるものを選ぶのが失敗しないコツです。同じように見えても、素材・技法・産地などによって大きく価格が異なる場合も往々にしてあります。元来は永い年月に耐えられるような素材が選ばれ、伝統的な技法を駆使して作られてきました。供養の心、感謝の気持ちを持って、毎日お参りすることに意義があるので、心を込めて選びましょう。

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